富士通のWindows95パソコンが起動しないのを修理する

(最終編集:2010/9/4)

先日、岐阜県大垣市のある企業様から「パソコンの電源を入れても画面に何も表示されず、起動しない」というお電話を頂きました。機種は富士通の法人用デスクトップモデル FMV-5233D9M(FMV9D30A61) です。搭載されているOSはWindows 95で、顧客管理システムに利用されているとのことでした。ネット接続はされていませんでしたが、企業様ではまだまだWindows95が現役で使われているのだなと思いました。
 動作確認すると、「パソコンの電源を入れるとPOWERランプは入る。ファンも回る。しかし電源を入れたときに最初に鳴る”ピッ”という音が鳴らない。画面に何も表示されない。昨日まではきちんと動作していた」というものでした。こういった症状は、重症の部類です。電源、CPU、メモリ、マザーボードのいずれかに問題があるケースです。12年以上前のモデルなので、マザーボードなどの部品を調達するのはかなり困難です。とりあえず、機器を引き取って確認することにしました。

マザーボードは今となっては珍しいAT規格、CPUはMMX Pentium 233MHz、メインメモリは168ピンのSDRAM 32MB(ECC付き!)でした。マザーボードに搭載されている部品を見ると、当時としてはしっかりした造りになっていると感じました。さすが法人向けモデルです。まず電解コンデンサの損傷がないことを確認し、次に内蔵ボタン電池を確認しました。電池は劣化していたので取替え、念のためBIOSクリア操作を行ったうえで、再度組み立てて電源投入したところ、正常に動作しました。BIOSを再設定し、Windows95が正常に立ち上がること、HDDやCD-ROMドライブ、FDDドライブが正常に動作することを確認し、内部と外回りの清掃を行い、修理完了。

一見、重篤の症状に見えても、このように容易に治る場合もあります。古いパソコンだからといってあきらめなくても、修理可能な場合があります。ピーオーエムに一度ご相談ください。