東芝 T31 186C/5W 起動中にブルースクリーンで停止するのを修理する


愛知県弥富市からの依頼です。
dynabook Satellite T31 186C/5W の windows xpモデルにおいて、windows 起動時、ようこそ画面が出た直後に ブルースクリーン画面が出て停止してしまうので、修理してほしい、という連絡が入った。
ブルー画面が出る場合、ハードウェアの故障やシステムファイル等のデータ化けまで、いろいろなケースが考えられる。深刻な不具合であることが多い。
お客様には、事前承諾なしで修理可能な金額をお尋ねし、パソコンをお送りいただくことにする。

  

ブルー画面の内容は、「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL STOP:0x000000A」いうもの。このエラーは、ハードウェアの故障ではなく、デバイスドライバ等のデータが適切でない時に良く出るものらしい。
まず、パソコン上のHDDとメモリのチェックを行い、異常のないことを確認した後、HDDを、SATA-USB変換アダプタを介して、別のPCにUSB接続。そしてウィルススキャンを行う。
すると、トロイの木馬などスパイウェアが続々と検出される。これが起動不具合の原因で、他のシステムファイルにも被害が及んでいる可能性が高いと判断。リカバリーを行うことにした。

  

この東芝の法人向けパソコンは、ファームウェアにて特定のキーを押しながら電源キーを押すと、リカバリーモードに入るようになっている。それを利用する。
◆まず、今のHDDに残っているデータを、リカバリ後に上書きできるように、イメージバックアップをとる。
◆次に今のHDDをリカバリする。OSとデバイスドライバを新規インストールしたのと同じ状態になる。
◆次に、先にイメージバックアップしたデータ全てを、別の空HDDに全て展開し、必要と思われるものを、慎重にリカバリしたHDD上に復元する。イメージバックアップから直接復元せずに別の空HDDに展開した理由は、フォルダ名を変えてから復元したいものがあったからである。
以上の方法で、各種設定ファイルの多くと、ユーザーがアプリケーション上で作成したデータの多くは復元できた。
一方、レジストリ管理されるアプリケーションは再インストールする必要があるし、ライセンス管理された音楽データは、バックアップを取ってない限り復元できない。

  

データの復元と前後して、無料のウィルススキャンソフトのインストール、windows および インターネットエクスプローラを最新のものにアップデートを行う。BIOSも最新のものにアップデートした。

  

その他、HDDのリカバリ領域が損傷してもいいように、リカバリーディスクを作成し、定期的にディスクのメンテができるよう、フリーソフトを2つインストールした。

  

今回の修理で感じたのは、一時ファイルの量が極めて多いこと。スパイウェアは潜む場所として知られているのは、windows xpの機能の一つ「システムの復元」で作られたファイルの中と、temp や tmp という名前のフォルダの中に入っている一時ファイルである。
スパイウェア除去ソフトとして有名な「spybot」では、スキャン前に、ユーザに対し、一時ファイルの消去を促すことからも、一時ファイルは、スパイウェアによる被害を減らすために適宜消して置いたほうが良い。1週間以上前に作られた一時ファイルは消して構わないことが多い。
一時ファイルを消すのに便利なソフトとして、CCleaner や、Glary Utilitiesなどがある。

  

今回は、リカバリ、データ復元、リカバリCD作成、その他で9000円頂いたが、もう少し高度なデータ復元を、短時間で安く提供する方法がないか検討したい。