自作パソコン vista エラー回復処理後フリーズ、USB端子使用できない等を修理する

(公開:2013/1/24)

 岐阜県大垣市からの持込修理依頼。機種は自作パソコン。CPUにCore-i7を搭載した高級品。OSはwindows vista home premium sp2。購入後約3年。ハードディスクは2台搭載。500GBのもの1台と1TBのもの1台内蔵。
 windows起動に失敗し、「エラー回復処理」画面が表示されるが、セーフモードさえ動作しないというもの。お客様にお尋ねしたところ、業者に依頼して組み立ててもらったパソコンで、ドライブの構成等は不明という。

 まず2台のハードディスクの状況を調べる。500GBのハードディスクにwindowsがインストールされており、1TBの方はデータ用のようだ。windowsシステムの入っている500GBのハードディスクには物理的な劣化損傷は無いようだ。ファイルシステムにも異常はない模様。一方1TBのハードディスクは250セクタ以上の劣化が見られたため、使用しないことにする。なおデータが全く入っていなかったため、このドライブをデータ復旧する必要はない。
結局500GBのハードディスクについては、windowsインストールDVDからシステムの復元を行うことで、windowsが起動するレベルまで修復できた。

 windowsは起動するようになったが、問題が次々に見つかった。(1)とにかく遅い (2)日本語入力ができない (3)インターネット・エクスプローラ9において、一部のページが表示されない (4)管理ツールを実行中にエラーが出る 等である。
 遅い症状を解決するために、オフライン用ウイルススキャンソフトをインストールして、ウイルススキャンを行ったところ、ウイルスが1個見つかったので削除。また常駐型ウイルススキャンソフトが入っていなかったのでインストール実施。さらに、デフラグやレジストリ圧縮などのパフォーマンス向上処理、BIOSおよびドライバのアップデートを実施。自作パソコンで、不具合がある時には、BIOSが更新されていないか確認し必要に応じて更新した方が良い。このパソコンには最初期(F1)のBIOSが入っていたので、諸々の不具合が解決されているF11のBIOSに更新した。当初、本当に8コアの高性能CPUが載っているのか疑われる状態だったが、見違えるほどに速くなった。
 日本語入力できないのは、日本語入力システムがBaiduに設定されてはいたものの、設定ファイルの調子が悪かった為。MS IME2007に戻すことで解決。
 インターネット・エクスプローラ9において、一部のページが表示されない症状。IE8に戻すとこの症状が出ない。再びIE9にすると症状が再発する。解決に手間取ったが、原因はシステムファイルの不整合または破損だった模様。sfcスキャンで解決。
 しかし、sfcスキャンにて管理ツールのエラーを解決できず、隠された不具合の解決ができないと判断し、(ここまで作業を行ったにもかかわらず)windowsの再インストールを行うことにした。

 バックアップをとり、システムの転送ツールにて設定等を外付けハードディスクに作成し、その後windowsの再インストールし、システムの転送を実施。最後にパフォーマンス向上処理の仕上げをする。

 もう一つ不具合が有り、パソコンケース前面上部の2個のUSBコネクタが使えないという。ケース内部を見たところマザーボードに差し込むUSBブラケットが差さっていなかった。何か理由があるのかと思いながらUSBブラケットをピンヘッダに接続し、USB機器を接続てみたが、動作しない。
 USBブラケットの各ピンと、USBコネクタの各ピンのテスターチェックをしたところ、正しく接続されていなかった。USBブラケットのハーネス(ケーブル)の色も全く当てにならなかった。

 USBブラケットのピンを抜いて差し直したところ、ケース前面上部の2個のUSBコネクタが使えるようになった。

自作パソコン 電源が入らないのを修理する

(公開:2012/11/26)

 岐阜県養老郡養老町の方からの持込修理依頼。機種は自作のセパレート型デスクトップパソコン。電源が入らない症状。電源投入時に異臭がしたという。

 確認した結果、電源ユニットの故障と断定。電源ユニットを交換修理した。またBIOSバックアップ用のボタン電池が劣化消耗していたので、それも交換した。
 最後に電源が入り、windowsが起動することを確認して作業終了。

自作パソコン組立のため出張

(公開:2012/6/14)

 岐阜県揖斐郡大野町からのサポート依頼。
 自作パソコンを組み立てようとしたが、途中で行き詰ったため組み立ててほしいとのこと。

 スペックは最新型 Ivy Bridge 対応マザーボードに、Core i7- 3770、メモリは16GB、128GB-SSD×1、3TB-HDD×2、ケース前背面と上面側面にファン有、ファンコントローラ有。高性能グラフィックボードを含むゲーム向け構成。これだけのスペックともなれば、BTOパソコンのオプション付きを購入するよりも、自作で揃えた方が安かったとのこと。

 訪問した時には、ケースにCPUとマザーボードが固定されていたので、そこから組み立てればよいと考えていた。電源ケーブル、ファンを取り付けようとしてCPUファンを触ったところ、ファンがぐらついた。CPUファンがしっかり取り付けられていなかったらしい。
 その他にも、ケースとマザーボードをを固定するスペーサーが欠落しておりマザーボードがたわむ、CPUのグリスが多すぎる、メモリも斜めに刺さっていた、など見つかったため、マザーボード取り付け用のスペーサー追加 からやり直した。

 マザーボードをたわませると、基板パターンへのストレスとなり、パターン断線やチップ部品やICの故障につながるので注意が必要。CPUのグリスが多すぎて基板やICに付着するのも良くない。CPUファンの取り付け不良は、PCが突然落ちたり固まったりし、遂には故障する、といったことが起きる原因になる。

 マザーボードとグラフィックボードへの電源供給と、全面パネルスイッチとLEDコネクタへの配線が整ったところで火入れし、まずは問題ないことを確認。DDR3-1600メモリが搭載されているにもかかわらず、UEFI(BIOS)上で 当初DDR3-1333 で動作する設定になっていたため、設定を変更している。
 次に、ファンの向きに注意して取り付けてファンコントローラの電源コネクタへ接続、ファンコントローラや各ドライブへの電源コネクタと信号コネクタの接続、前面USB、オーディオ等の配線等を行い、動作確認実施。

 お客様によれば、ここからの作業(ファンコントローラの温度センサーの配置や調整、OSのインストールなど)は自分でやるとのことなので、ここで作業終了。

 後にお客様ご自身にてwindowsのインストールをやってみたものの、「2基の3TB HDDを認識しない、ネットワーク接続ができない どうしたらいいですか?」 といった相談を受けたので、電話サポートを実施した。(「コントロールパネル」-「管理ツール」-「ディスクの管理」を使ってHDDの認識すること、マザーボード添付のCDを使ってドライバーをインストールした後でないとネットワーク接続できないこと 等)
その後、問題なく使えております、という感謝の報告を受けております。

(2017.10.20 追記)現在、自作パソコンの組立代行および修理につきましては、持込、宅配、引取のみの対応とさせていただいております(出張先での組立修理は行っておりません)。よろしくお願いします。