無線LAN関連のトラブル

(公開:2014/8/30、加筆修正:2020/11/11)

無線LAN関連のトラブルには次のようなものがあります。
無線LANがつながらなくなった
無線LANがよく切れる

これらの問題の原因としてよくあるのは、以下のようなものです。
※windows10の場合、機内モードがオフになっている、Wi-Fi 設定がオンになっている、ノートパソコン側面、Wi-Fi管理アプリ、もしくはFnボタン上でWi-Fiが入になっていることをまずお確かめください。

(1)近所の無線親機の電波とぶつかっている、近所の電波に負けている
(2)無線LAN親機の性能を上回る数の端末とつながっている
(3)無線LAN親機にぶら下がっている子機端末の中に、通信量が極端に多いものがあったり、極端に接続状態が悪いものがあったりする
(4)無線LAN親機にぶら下がっている子機端末の接続規格がまちまち(ある端末は 802.11n、別の端末は802.11b といった場合)
(5)その他の無線LAN親機側の問題
(6)無線LAN子機側の問題
(7)パソコンの問題

更に、(5)無線LAN親機側の問題としてありうるのは
(5a)親機の省電力モードが働いているため、しばらく通信しないと切れてしまう
(5b)親機側がプロバイダとの接続を維持する信号を送る設定(PPPキープアライブ)にしないと接続が切れる
(5c)親機のファームウエア(機器のマイコンプログラム)に更新が必要な不具合がある
(5d)無線親機の持つ多機能を一緒に酷使している(NAS、有線スイッチ、プリントサーバ、VPNなど。複数の中継機をぶらさげるのも負荷が高いと思われる)
(5e)親機の規格が古い
(5f)親機が故障している

更に、(6)無線LAN子機(パソコン内蔵型を含みます)側の問題としてありうるのは
(6a)子機の省電力モードが働いているため、しばらく通信しないと切れてしまう
(6b)子機のドライバーソフトに不具合がある
(6c)親機と中継機、SSID同一の複数の親機、メッシュ中継など、ローミングが発生する環境での子機の切替タイミングが適切でない
(6d)子機の規格が古い
(6e)子機が故障している

解決しやすい対策について、結論を言いますと
(A)新しい規格の親機に交換する
(B)パワーや接続可能台数、搭載CPUなど、性能が良い親機に交換する
(C)なるだけ 5GHz帯の電波を使う(IEEE802.11ax[Wi-fi6 5GHz]、IEEE802.11ac[Wi-fi5-5GHz]、IEEE802.11a)子機が対応していればバンドステアリング機能を設定。

詳細説明といきます。

(1)近所の無線親機の電波とぶつかっている
  近所の無線親機の電波に負けている
・・・例えば android や windows10 では、wifiアナライザなどのアプリが有って、自分の電波が周囲とどれだけぶつかっているか容易に見ることができます。
以前は以下のように説明していました。
山がぶつかってるな、重なってるな、という時は、親機を操作してチャンネル手動設定にしたうえで、チャンネルを切り替えます。また一部の無線子機(子機内蔵パソコン)は親機が割り当てた一部のチャンネルを受け付けないことがありますので、その場合は、無線子機が受け付けられるチャンネルに合わせてあげましょう。
今は、親機電波がいっぱい飛び過ぎていますので、それでは追いつきません。子機(パソコン、スマホ)が5GHzの電波に対応しているのなら、5GHzの無線電波で通信するよう設定したほうが的確です。ただ5GHzの電波は到達距離が短く障害物に弱いので、適宜中継機をおいてあげます。親機が5GHzに対応していなければその親機は古すぎるのでこの際新しいものに交換します。
更に、無線親機の設置位置を子機に近い位置に移動するか、ハイパワーの無線親機に交換しましょう。

(2)無線LAN親機の性能を上回る数の端末とつながっている
・・・スマホが少なかった時代の古い無線親機なら、新しいのに取り換えましょう。接続可能台数が多く、性能の良いものの方がいいです。

(3)無線LAN親機にぶら下がっている子機端末の中に、通信量が極端に多いものがあったり、接続状態が悪いものがあったりする
・・・古い規格 (wi-fi 4以前)の親機であればこういう問題が発生します。最新規格のものに取り換えます。

(4)無線LAN親機にぶら下がっている子機端末の接続規格がまちまち(ある端末は 802.11n、別の端末は802.11b といった場合)
・・・子機(子機端末)を新しい規格のもの(古いPCだと内蔵のをやめてUSB端末を使うとか)に交換すると接続規格が揃います。

(5a)親機の省電力モードが働いている
(5b)親機側がプロバイダとの接続を維持する信号を送る設定(PPPキープアライブ)にしないと接続が切れる
・・・無線親機の設定を適切な設定に変更してください。

(5c)親機のファームウエア(機器のマイコンプログラム)に不具合がある
・・・親機のファームウエアが最新かどうか確認し、最新でない場合はファームウエアを、無線親機のメーカーサイトから入手して更新してください。

(5d)無線親機の持つ多機能を一緒に酷使している(NAS、有線スイッチ、プリントサーバ、VPNなど。複数の中継機をぶらさげるのも負荷が高いと思われる)
・・・原因としてはあり得ますので、別々の専用装置に役割を分散してあげるのも手です。

(5e)親機の規格が古い
・・・新しいものに交換してください。

(5f)親機が故障している
・・・メーカーに修理を依頼するか、交換してください。

(6a)子機の省電力モードが働いている
・・・これは意外と盲点です。他のノートパソコンは調子良いのにこのパソコンだけだめ、というような時はこの可能性があります。windows vista以降のパソコンの電源設定を省電力モードにしていると、Wi-Fiが省電力モードになっていることがあります。この場合は、省電力モードを解除してやってください。

(6b)子機のドライバに不具合がある
・・・パソコンメーカーのwi-fiパソコンでしたら、メーカーのアップデート確認プログラム、自作系wi-fiパソコンでしたらマザーボードのアップデート確認プログラム、専用子機をお使いの場合は専用子機メーカーのアップデート確認プログラムにて、ドライバの更新がないか確認し、更新があればアップデートしてください。

(6c)親機と中継機、SSID同一の複数の親機、メッシュ中継など、ローミングが発生する環境での子機の切替タイミングが適切でない
・・・windowsの場合、ドライバーの詳細設定で改善することがあります。

(6e)子機が故障している
・・・メーカーに修理を依頼するか、交換してください。

(7)パソコンの問題
・・・メモリ、記憶装置、マザーボード等の不具合、ウイルス等、いろいろ考えられますのでメーカーまたは専門家にお問い合わせください

wifi接続が不調ならファームウェアの更新確認も行いましょう

ファームウェア更新画面の例

wifi中継機のファームウェア更新設定画面の例

ネットワーク接続関連で多く依頼のあるのは、wifiがよく切れる、つながらないなどの接続の不調です。原因として、親機(無線ルータ、アクセスポイント、中継機など)から遠くて電波が弱いとか、近隣から別の強いwifi電波が出ていて電波干渉しているとか、それ以外にもいろいろ考えられますが、wifi親機や子機(パソコンに接続する外付けUSB受信デバイス、パソコンやスマホ内蔵の受信デバイスなど)のファームウェアが最新のものに更新されていないことが原因になっていることがあります。ここでファームウェアとは、wifi親機や子機を制御するために入っているマイコンを動かしてwifi親機や子機を、セキュリティを保ちながら正しく動かすためのプログラムのことです。

サポートのために訪問してみますと、このファームウェアを更新することによって良くなることが結構ありますので、このファームウェアが最新であるか確認して、もし最新でなければ更新することをお勧めします。ファームウェアの更新によって、セキュリティ対策が強化されていることもあります。

wifi子機のうち、子機が内蔵の場合のファームウェアは、パソコンやスマホ等の更新指示に従っていれば自動的に行ってくれますので気にしないでよいでしょう。

あとドライバ(子機がwindows、macOS、iOS、アンドロイドでうまく動作させるためのプログラム)も最新でなかったり、適切でなかったりすることも稀にあります。(古いパソコンの場合)

やり方がわからない、やるのが煩わしい、やってみたけど改善しなかった・・・の時には遠慮なく私どもまでご相談ください。

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