LANケーブルだけでハブ、wifiルータ、ネットカメラに電源を供給することができます


LANケーブルに直流電流を重畳して伝送することによって、配線工事が楽になり美観にも好影響を与えます。PoEと言われます。

Power over Ethernet – ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/Power_over_Ethernet

LANケーブルを使って装置(上の写真の例でいう※⑧(スイッチ、ルータ、無線ルータ、アクセスポイント等を想定。ネットワークカメラもこれで行ける))に電流を供給したいとき、写真の※④(PoEインジェクタ)を使ってLANケーブルに電流を注入し、装置側に写真の※⑥(PoEセパレータ)で電流と通信信号に分離して装置に渡すものです。写真の※⑤の緑色の部分に通信データと電流が流れています。
(なお写真の※①ADSLモデムは光モデムに、※③※⑤のCat5 は Cat5e、6にそれぞれ読み替えてください)

ビジネス用ルータや無線ルータ、アクセスポイント、スイッチやネットワークカメラ、EVRなどの多くはすでにPoE対応(PoEインジェクタ内蔵または、PoEセパレータ不要)になっておりますが、PoE対応になっていなくても、PoEインジェクタやセパレータを使えばLANケーブルのみで遠隔の装置に電源を供給できます。

注意することは、少なくとも
◎高速通信対応にするかどうか。
 wifiの世界でも ieee802.11axという高速通信規格が実用化しつつありますので、wifiルータやアクセスポイントに接続するルータやスイッチなどの機器とLANケーブルが高速通信対応されてないと将来通信のボトルネックになる可能性があります。もし高速通信対応にするならば、cat6以上対応のLANケーブルを使用し、PoE関連の機器も複数あるPoE規格のうち高速通信に準拠したものを選択することを検討するのが良いでしょう。
・PoEインジェクタやPoEセパレータの仕様(PoE規格、電圧、電流)
・・・接続する機器の電圧範囲に合致し、電流が足りるかどうか検討。
・電流を乗せるLANケーブルの長さ(PoE規格に絡んできます)
・・・長いと電圧が落ちます。電流によってはさらに落ちて装置が正常に動作しないことがあります。
(インジェクタで装置の数倍の電圧をかけスプリッタで元の電圧に下げることを行ってるので、そんなに心配しなくてもよいかもしれませんが、仕様ぎりぎりだと問題あるかもしれません)
・電流を乗せるLANケーブルの種類(PoE規格に絡んできます。カテゴリー5以上は必須)
・・・種類によっては抵抗値が高いのでケーブルの長さと消費電流によっては電圧が落ちて装置が正常に動作しないことがあります。

PoEインジェクタ

PoEセパレータ

5/9/12V出力と複数のACアダプタ端子に対応した、PoEセパレータの例
https://www.switch-science.com/catalog/2987/