NEC LL750/MのCドライブが満杯。換装を実施。

(公開:2012/1/2)

同型機種

 岐阜県安八町への出張修理。
 NECのノートパソコン PC-LL750MG を使用していたが、Cドライブがいっぱいになったので広くしてほしいという依頼。windows vista は起動するが、Cドライブの空き領域が1GB未満しかない。空き容量がこれ位少ないと、windowsが起動しなかったり、ハードディスクが論理障害を起こすなど不具合が出てもおかしくない。よく正常にwindowsが正常に起動するものだと感心した。
 前のブログ記事にも書いたが、ハードディスクのドライブの空き容量はできれば全体の25%程度、最低でも15%は確保していただきたい。そうしないと徐々にパソコンの調子が悪くなる可能性がある。

 このパソコンは160GBのもので、CドライブとDドライブの容量が半々に分けられている。Cドライブは空き容量が殆ど無いにもかかわらず、Dドライブは十分に空いている。そこでまず、Dドライブの容量を減らしてその分をCドライブに回す作業を行なった。

 次にこのパソコンのwindows vista のバージョンが sp1だったため、マイクロソフトのセキュリティーアップデートが十分受けられない状況だった。そこで サービスパック2にアップデートを行おうとしたが失敗する。
 原因は、.NET Framework 4 のファイルが壊れていた為。一度 .NET Framework 4をアンインストールしてから再インストールし、更にアップデートを行なった上で、sp2にアップデートした。これで解決。

 これらの処置を行なっている間に、ハードディスクの読み書き不良が起きていたことが判明(HDDの予備領域に代替済のクラスタが2に増えていた)。
 やはり、空き容量が少ない状態で使用していたため、ファイル損傷やディスク障害が起きていたのか。
 そこで修理方針変更。ハードディスクを良品に換装することにした。容量も160GBのものから500GBにアップした。(換装前に、再セットアップ用DVDを作成しておいた。)

 ところが、HDDの換装後、windowsの動きがおかしくなった。
windowsアップデートができなくなり、windows live mail が使えなくなったのだ。これの原因追究のために、パソコンを引取らせていただくことに。
 なんと、原因は換装に使用したハードディスクの相性だった。換装用HDDに、日立HGST HTS547550A9E384 を使用すると不具合が起きるようだ。換装用HDDに、日立HGST HTS545050B9A300 を使用したら問題は起きない。前者は、アドバンスド・データフォーマット・テクノロジ(AFT)を採用していて、後者は採用していないハードディスクであることから、AFT採用のHDDを使用したことによって不具合が起きたように思える。AFTの問題は windows xp上に限ったことだと思っていたので、windows vista 上で起きたのは意外であった。データの丸ごとコピーに使用したツールはアライメント対応だったにもかかわらずだ。LL750/M 用のドライバが古いのだろうか。不思議である。
(投稿者注)AFT採用HDDによる不具合は、intelチップセットの場合、SATA AHCI Controller、および/または intel rapid strage technology ドライバーを更新することで解決しております。

 何とか 500GB のハードディスクに換装できたので、その他の作業を行なう。
◎お客様の指示により、Dドライブの不要なデータを削除させていただいた。
◎複数のバージョンの年賀状ソフトが同居していたので、最新のものを除き全て削除した。
◎ゴミ箱以外の、隠れた不要ファイルを削除した。
◎不要なレジストリアイテムを削除し、レジストリの最適化、システムファイル(MFTやページファイル等)および一般ファイルの最適化を行なった。
◎購入時にインストールされていた、webroot Anti-Virus spy sweeper (セキュリティーソフト)をバージョンアップした。

 これでお客様は、当分の間、安心してパソコンを使用して頂けると考える。
 なお、このパソコンは、まだ3~4年は使えるパソコンと思われるが、windows vista は 2012年4月にサポート期限を迎えるため、それまでに windows7 にアップグレードされることをお勧めした。