Ivy Bridge 採用PC について

【2~3年前の機種から変わったこと】
・CPUにグラフィックスが内蔵され、構成が簡単になった
  ~2~3年前のCPUには内蔵されていなかった
・メモリアクセスの高速化が図られた。DDR3-1600(PC3-12800)に対応(高速化)
  ~これまでは、一般的にDDR3-1333(PC3-10600)止まり
・CPUとサウスブリッジ間を結ぶバスの広帯域化。4GB/秒(高速化)
  ~2~3年前のチップセットでは、2GB/秒
・外付けビデオカード用バス PCI express 3.0 x16 (32GB/秒)に標準対応(高速な新規格に対応)
  ~これまでは、PCI express 2.0 x16 (16GB/秒)
・SATA 6Gbps対応。PCIe 2.0 x1 の帯域 が、標準で 5Gbps に対応 (高速化)
  ~2~3年前のチップセットでは、SATA 3Gbpsが標準。PCIe 2.0 x1 の帯域は 2.5Gbps程度のものが多かった
・チップセット標準で USB 3.0 に対応 (高速な新規格にチップセットとして対応)
  ~これまでは、USB3.0はチップセットの標準仕様でなかった。
・thunderbolt(外付け機器との接続インタフェース)にチップセットとして対応(高速な新規格に対応)
  ~今回はじめて採用された。USB3.0より高速な規格(USBとは互換性はない)
・内蔵グラフィックの性能向上

 これらにより、次のようなことが期待される。
・内蔵グラフィック、USB3.0、PCIeなどが標準で搭載されることによる、部品点数減、信頼性向上。
・メモリやサウスブリッジとの間のデータ転送速度の向上。PC全体のパフォーマンスアップ。
 内蔵グラフィックの性能も向上している。
・将来普及するであろう、PCIe3.0対応の外付けビデオカードに接続可能。
・複数のDisplayPort端子を持つマザーボードを使えば、3台のモニターに表示可能。
・Thunderbolt端子を持つマザーボードを使えば、年内に出るであろうThunderbolt対応機器に接続可能。

【次に該当する場合はIvy Bridgeをあえて買う必要はない】
・外付けグラフィックボードは、汎用機種で十分だ → 型落ちの Sandy Bridge がおすすめ
・DDR3-1333(PC3-10600)のメモリを流用したい → 型落ちの Sandy Bridge がおすすめ。とにかくコア数の多いCPUにしたい、USB3.0は若干遅くても構わない、格安品がほしい、という方は、Ivy Bridge の core-i5 搭載品に飛びつくよりは、core-i7 800番台を用いたカスタマイズPCを購入する手も有り。(当店では現在販売しておりませんが、ネットで調べると販売業者多数有ります)

【その他の注意点】
・Ivy Bridge CPU は、発売後にCPUチップ内での排熱が効率的に出来ない問題が表面化している。今後リコール含みで改良品を出すか、仕様としてこのまま通すか、CPUメーカーの対応が注目される。メーカー推奨の使い方では問題ないという話もあるが、いずれにせよ想定外のことが起きているようなので、それを承知で購入するか、しばらく様子見するか、ご判断ください。CPUのオーバークロックをするつもりの方は、しばらく待った方がよろしい。