インターネット接続に関する訪問サポート

(公開:2011/8/6)

 岐阜県大垣市内への訪問サポート。
 ご相談の内容は以下の通り。
・引越ししてインターネット回線を引いたけれど、
  ネットが遅いようだ。 
  無線LANを使っているが、セキュリティー面で不安がある。
 特に、ネットが遅いのを気にしておられた。というのも、NTT西日本光ネクスト ホーム・ハイスピードタイプ(200Mbps)に契約し、300Mbpsタイプの無線LAN親機を使用しているにもかかわらず、特に SNS 「orkut」 の接続が遅いとのこと。

 このお客様は、ご家庭にパソコンを2台お持ちで、うち一台はソニー FEV2010というソニー製ノートパソコンで、ブラジルで購入したもの。もう一台はCompaq 620というノートパソコンで、日本で購入したもの。
 まず、これら2台にLANケーブルをCTUに直接接続して、speedtestで速度を測る。その結果は次の通り。

 遅いどころか、早いほうだった! 118Mbpsでネットでアクセスできたら、高精細度の動画でも問題ないだろう。

 次に、無線LAN経由でそれぞれのパソコンに接続してみた。どちらもwindows 7 パソコン。無線LAN親機がbuffalo の300Mbpsタイプなので、高速接続が期待されるところ。
でも「ネットワーク接続の状態」で確認すると、両パソコンとも、65Mbpsのモードで接続されていた。802.11nで接続されているのは確かだ。65Mbpsは、803.11n規格で、20MHzの帯域のチャンネルを1つ使って、ガイドインターバル800nsで通信した時の速度だ。しかし、 buffalo の300Mbps親機の機能を生かせていない。親機の機能を生かすには、無線子機が、buffaloの言う「倍速モード」に対応している必要がある。buffaloの言う「倍速モード」というのは、20MHz幅のチャンネルを使うのではなく、40MHz幅のチャンネルを使うことを意味しているようだ。もし倍速モードを使えば、今まで65Mbpsで通信できていたところは、135Mbpsで通信できるようになるようだ。親機、子機とも、2ストリーム(送信機2、受信機2)に対応していれば、電波状態の良いところでは270Mbpsで通信できるということになる。
 一方、お客様のネットワークアダプタは、それぞれ Realtek RTL8191SEと、Atheros AR9285 だった。ネットで これらの仕様を調べたところ、両方とも、倍速モードには対応していなかった。

 お客様には、親機と同じBuffalo製の、300Mbps対応の子機を購入すれば、無線LANの速度を上げられることを伝えた。

インターネットの速度向上について、おさえておきたいのは、ネットワークの速度は、光回線の速度を上げて、高速な無線LANシステムを使えば必ずしも速くなるものではないということ。いくらNTT基地局から自宅までの回線速度や無線LANの速度が速くても、パソコンが遅かったら何にもならないし、プロバイダから相手先のサーバーまでの回線が遅くても何にもならない。また、サーバーにアクセスが集中していて処理に待たされる状態だったら、いくら自宅のパソコンや光回線が速くてもどうしようもないのである。今回訪問したお客様にもこのことをお伝えした。

 次に、無線LANのセキュリティーに不安がある、とのことだったので、確認を行う。お客様は、引っ越し前に親機の設定のままで使われていたが、こちらの方は問題なかった。windows7のワイヤレスネットワークの設定を確認した結果、無線LAN親機が出しているSSID、暗号方式、セキュリティーキーの設定、どれも問題なかった。

 最後に、コンパックのパソコンが購入してそんなに時間が経過していないにもかかわらず、相当重かった。理由は、少なくともウイルススキャンソフトが複数インストールされていたからだった。NTT西日本のフレッツツールに入っている、セキュリティーツール「ウイルスバスターのネットワーク版」の他に、マカフィーとノートンと、Microsoft Security Essential が常駐していたので、NTT西日本のセキュリティーツールを残し、あとの3つをアンインストールした。その結果、パソコンが軽くなったのは言うまでも無い。

今回の作業では、ポルトガル語版のwindows7 を操作させてもらったが、表示内容がちんぷんかんぷんだった。お客様に傍に居ていただいて親切に教えていただいたため、なんとか最後までサポートできた。ありがとうございました。