DELL Optiplex GX280 故障のため訪問

(公開:2012/5/15)

 岐阜県大垣市の自営業者様への出張サポート。DELL Optiplex GX280 (スモールファームファクター[SFF]タイプ)の電源が故障したとのこと。このパソコンは従業員の勤怠、顧客管理、売上管理をデータベースソフトを使って行っている、重要なものだった。依頼者様曰く、「以前から時々起動したりしなかったりしていた」とのこと。それが今回の故障に至ったという。
 依頼者様のところにて、故障しているパソコンに近づくだけで結構な異臭がした。電源ユニット付近からだった。筐体の通気口の穴の開いた部分に炭が付着していた。とても出張先で修理できる状況ではなかったので、一旦故障機を引き取った。移動中の車の中で異臭が充満して大変だった。

 電源ユニットを分解してみると、こんな状況。なるほど、強烈なにおいがするわけだ。

 今回の依頼は2つ。(1)当座をしのぐために用意したPCで、勤怠、顧客管理、売上管理をなるだけ出来るようにしてほしい (2)故障したPCを修理してほしい、の2点。

 1点目について。依頼者様のほうで試みたが出来なかったため、私どもに依頼された。勤怠、顧客管理、売上管理の各モジュールは Access2003 VBA (連動するキャッシュドロアを開くためのモジュールは VisualBasic6)で組まれており、それらの全てが、Cドライブのルート直下のフォルダに格納されていた。電源が壊れたPCの故障の予兆が見られた時に、自分でフォルダーごとバックアップをとってあったそうで、それを当座用PCにコピーして動かしてみたら、「データベースが壊れています」というメッセージが出て異常終了してしまったというのだ。(データベースを開いたままでコピーする等しない限り)フォルダーをコピーして貼り付ける作業で、データが壊れるなんてことは考えにくい。当方でも、故障PCのデータを取り出して試してみることにする。
 使い物にならなくなった電源の代わりに、試験用の電源を、故障したPCのマザーボードにつないだところ、とりあえずwindowsは動作した。マザーボードまでは壊れていなかったようだ。
 でも、何か変だ。どのアプリケーションが吐き出しているのか知らないが「データが破損し、使用可能な領域が減少している」旨のメッセージが現れる。何だか気持ちが悪いので、このハードディスクのデータのサルベージを行った。若干の読込不良の劣化セクタが見つかったが、ほぼ完璧にサルベージを行えた。ハードディスクも壊れていないように見えた。
 だが、そうではなかった。今度はwindowsが起動しなかった。マザーボードがハードディスクを認識していなかった。ハードディスクを別のパソコンに接続しても認識したりしなかったりしていた。
 サルベージしたハードディスクから、データベースフォルダーをコピーし、当座用パソコンに移動させたところ、問題なく勤怠、顧客管理、売上管理のモジュールを動かすことができた。

 2点目について。電源交換とハードディスク換装の見積もりをお出しする一方、今後の保守のことを考え パソコンの買い替えをお勧めした。結果、パソコンの買い替えをすることになった。引き続き、パソコンの選定と設置を承ることになった。