DELL Optiplex GX270 吸気ファンを設ける改造実施

(公開:2012/6/3)

 以前に、DELL Optiplex GX280 の電源ユニットが焦げた記事を掲載したが、その後に入手した 同じシリーズ Optiplex GX270 スモールフォームファクタ(SFF)モデル も問題を抱えていた。電源ユニットが異常に熱いのと、ハードディスクの温度が上昇する問題だ。 電源ユニットのシャーシ(筐体)部分が火傷しそうなくらい熱い。ハードディスクも、常温放置で、見る見るうちに摂氏60度を超えてしまう。なお、このパソコンに搭載のCPUは、Pentium4 3.0GHz版であった。

 Optiplex GX270 の電源ユニットが熱い原因は、電源ユニットからの排気量が小さいことによると思われたので、電源ユニットのファンを風量の大きいものに変えたが効果は無かった。排気量が殆ど変わらないのだ。
 おかしいと思い、パソコンのケースを開けて通電したところ、電源ユニットの排気口から十分な排気量が得られた。ケースを開けると排気口から風が多く出る。ケースを閉じると排気口から風が多く出ない。ということは、ケースを閉じたときには排気に足る分の吸気ができていないということ。この機種には十分な吸気口がないということだ。吸気口は事実上背面のパンチ穴のみ。しかもそのパンチ穴の横にはCPUファンの強制排気口があり、CPUファンから放出された熱風が、近傍の吸気口からフィードバックされるようだ。前面、上面、底面には吸気に十分な穴は無く、隙間があったとしても、少しでもホコリが吸着したらたちまち目詰まりしてしまう。これでは冷却が十分にできない。電源やハードディスクが発熱するのも当然である。

 そこで、写真のようにパソコンのケース側面にファンを取り付けた。できればハードディスクに風が当たるようにしたかったけれども構造上できなかった。それでも電源ユニットの冷却はスムーズに行くだろうしケース内で風が循環するからハードディスクの発熱も抑えられるだろうと思う。

 パソコンを縦置きに設置して使用。電源ユニットのシャーシは熱くなっていない。ハードディスクはどうか。室温で放置したところ、50度以上にあがることは無かった。(グラフで50度に上がっているところは、ハードディスクを順スキャンさせてチェックを行っていた為)

 冷却効果有り。これで部品の寿命も延びるであろう。