ディスクアクセスランプの無いノートパソコンに違和感

(公開:2016/6/2)

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 最近発売されるノートパソコンの中には、ディスクアクセスランプの無いものが出てきました。ディスクアクセスランプというのは、上の写真でいうと、左側のドラムのマークのところのランプのことです。パソコンには、電子メールや、年賀状やワードエクセルのデータを長期的に保存しておくための部品が入っています(こういう部品のことを、補助記憶装置といいます)。ここ二十数年来、家庭用パソコンではハードディスドライブ(HDD)という部品が使われています。実際のハードディスクドライブの内部は、磁気を記録することのできる1枚または複数枚の円盤で、ヘッドというものを使ってデータを読み書きします(パソコンにドラムのマークが書いてあるのは、昔データの読み書きのために大きな磁気ドラムを使っていたころの名残です)。ディスクアクセスランプは、データを読み書きしているときに点灯します。

 そのディスクアクセスランプが、一部のノートパソコンから消えています。コスト削減のためでしょうか。このランプの点滅状況は、パソコンの動作状況を判断するのに役に立ちました。ランプが点灯しているときに電源を急激に落とすと、ハードディスクドライブが壊れて、二度とパソコンが立ち上がらなくなるかもしれません。パソコンが固まっていて、ランプが長時間点灯しっぱなしであれば、ディスクの故障を疑う事ができます。ディスクアクセスランプがないパソコンだと、それらの判断ができません。

 最近の補助記憶装置として、ハードディスクドライブの代わりに、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)という部品が使われ始めています。速くて軽くて静かで省電力、電源を入れたままパソコンを振り回しても壊れない耐衝撃性を持っています。値段も大幅に下がってきているので大変人気です。SSDは、すでにスマホやタブレットPCで使われていました。

 SSDは、ヘッドという機構部品を使っていないため、データアクセス中に電源を急激に落としても壊れません。したがってディスクアクセスランプが無くても不自由することはありません。現に、スマホやタブレットには、ディスクアクセスランプはついていません。しかし、依然としてハードディスクドライブが内蔵されているパソコンでは、ディスクアクセスランプが無いと不便だと思っています。なぜディスクアクセスランプを省略したのか理解に苦しみます。