PC-AX100M windowsが起動しないのを修理

(公開:2012/9/24)

 岐阜県大垣市の方からの持込修理依頼。機種はシャープのデスクトップPC インターネット・アクオス PC-AX100M。OSはwindows xp sp3。症状は、windowsが起動しないというもの。通常モードでもセーフモードでも動かないようである。

 このPCには250GBのハードディスクが2基付いている。1基目はwindowsのシステムドライブ(Cドライブ)とDドライブ、そしてリカバリー領域から成っている。2基目はデータ専用ドライブ(Eドライブ)である。1基目のHDDを調べたところ、物理的損傷や劣化はなかった。しかしチェックディスクをかけると、ファイルシステム上の矛盾がぞろぞろ出てきた。結局修復せざるを得ず修復を行ったが、windowsが起動しない症状は改善せず。マイクロソフト謹製専用ツールにてシステムファイルの損傷の有無を確認したがそちらには問題なく、また同じく専用ツールにてシステムの復元を行うも効果なし。メーカー製PCのため修復インストールはできない。結局データのバックアップを取った上でリカバリーを行うことにする。

 使い慣れた別の専用ツールを用いて、1基目のハードディスクに入っていた設定データとドキュメント、音楽、ビデオ等のデータを、すべて2基目のハードディスクにファイル移動実施。お客様の指示により、移動後にそのハードディスクをPCから取り外し、外付けUSBハードディスクケースに収納する。そうすることで他のパソコンにデータを移すことが出来る。

 一方、Cドライブの容量が逼迫していたので、Cドライブを増やすパーティション変更を行ったうえでリカバリー実施。更にwindows xp サービスパック3適用の必要があったため、それも行う。次に、無料のセキュリティーソフトをインストールする。故障前にCドライブにやたら問題を起こしそうな有料セキュリティーソフトがインストールされていた形跡があったが、それを入れないようお勧めする。あとCドライブの最適化等を実施。リカバリーDVDが作成されていないようだったので、それも作成して、作業完了。

VPCEB4AGJ データサルベージとHDD換装実施

(公開:2012/9/17)

 岐阜県大垣市の法人様への訪問引取り修理。機種はソニー VAIOノート VPCEB4AGJ。OSは、windows7 professional 64bit版で spなし。
 訪問先にて症状の説明を受ける。「ハードディスク SMARTエラーで、データをバックアップしてHDDを交換してください」という表示が出るとのこと。ただ今のところはwindowsの動作に異常はないようだ。だましだまし使えるとのことだった。バックアップをとろうとしたが、うまく取れていなかったそうだ。

 

 一般に、SMARTエラーが表示されるのは、ただ事ではない。とにかくデータ救出は行うことにする。
 データ救出はスムーズに行え、windowsの動作も、データの方も問題ないように見える。後でHDDを調べた結果、ハードディスクの1920セクタ(このHDDの場合 1Mバイト弱)が読込もしくは書込できなくなっていた。ハードディスクには不良セクタが発生した時には、代替セクタに切り替えて使えるようになっている。しかし代替セクタには限りがあり、それらを使い切ってしまうと、データはボロボロに壊れだす。今回は代替セクタを使い切る前に修復できたようだが、通常はここまで不良個所が多くなる前に、読込不良等でパソコンが極端に重くなったり、動かなくなったりするものだ。この状態でよくwindowsが不具合なく動作し、データが生きていたものと感心する。とにかくデータが無事でよかった。

 windows7のサービスパック1が入っていなかったのでインストールを行い、vaioのアップデート、adobe readerと、flash playerのアップデートを実施。更に 今後このようなことが起こった時のために、リカバリーメディアを作成した。

dynabook TX/66FBL データ復旧実施

 岐阜県大垣市の方からの持込修理依頼。
 機種は東芝のノートパソコン PATX66FLPBL。OSはwindows vista home premium のSP2。症状は、使用中に勝手に電源が落ちて再起動してしまうというもの。
 持込になられた際に動作確認のためスイッチを入れると、いきなりチェックディスク画面になる。ハードディスクに問題があるのは間違いない。さらにしばらくすると電源が落ちて再起動してしまう。この時点で感じたことは、HDDのほかにメモリ、CPU、マザーボードのいずれかにも問題があるかもしれないということ。

 まだ暑い日が続く季節柄、途中で電源が落ちる原因としてまず考えられるのは、CPUの熱暴走。冷却部分にホコリが溜っていて冷却が上手くいかないときに起こる。
 というわけで、まず、パソコンを分解して内部清掃を行う。冷却ファンの風の出口付近に、写真のようなホコリが溜っていた。

 次にハードディスクのバックアップを兼ねてデータの拾い出しを行うも、損傷箇所が見つかりデータ取り出しに18時間以上要した。データ取り出し不能なセクタのサイズが1メガバイト以上に及んだ。
 お客様によると、電源を入れていきなりチェックディスクに入ることが時々あったとのこと。その時点で修理に来られていれば、データのダメージも少なくデータ復旧費用も少なくすんだと思われる。電源を入れていきなりチェックディスクに入ることが2度以上あるようなら、早めに修理を依頼することをお勧めする。

 取り出したハードディスクのイメージをもとに、ファイルシステムの修復、windowsのスタートアップ修復を実施することで、無事windowsを起動させるところまで持っていくことが出来た。

 インストールされているアプリケーションを見ると、systweak や uniblue など評判のよろしくないメーカーのソフトウェアが入っていた。巷にはデバイスドライバの更新を促すソフトウェアが出回っているが、得体の知れないメーカーのものを無闇に入れるべきではない。不具合の原因になる。

 しかし、しばらくすると、また電源が落ちて再起動してしまった。電源が落ちる原因はハードディスクではなかった!
 ウイルスチェックしたが問題なし。サードパーティのドライバの破損を疑い、リカバリCDを用いてリカバリを行おうとしたけれども、リカバリ途中で電源が落ちてしまう。なお、ハードディスクのデータ復旧と並行して、ハードディスクを抜いた状態でCPUに負荷を与えながらメモリチェックを行っている。ハードディスクを抜いた状態ではCPUに負荷をかけても電源は落ちないし、メモリチェックを何時間を行っても電源が落ちることはなかった。ということは、CPU、メモリとも問題は無さそうだ。一方、ハードディスクを取り付けHDDのアクセスを行うと、メモリを別の良品に交換しても途中で電源が落ちてしまう。もちろんハードディスクは良品である。
 その他種々の確認を行い検討した結果、マザーボード故障という結論になった。同機種の同様の故障例もあるやに聞いているため、マザーボード交換修理はお勧めしない予定。今回、写真などの重要なデータは復旧できているため、お客様が新しいパソコンを購入された際に、そのデータをそのパソコンに移すことは可能である。