Inspiron 2200 けたたましいファン音がするのを修理する

(公開:2011/11/13)

愛知県一宮市の法人様からの修理依頼。
起動後しばらくすると、けたたましいファン音がするので修理してほしいとのこと。機種は DELL のノートパソコン Inspiron 2200。OSは windows xp home。

内部を分解して、冷却ファン及び放熱板を取り出す。

すると、なんとフェルトのようにホコリがびっしり付いていた。これではファン音がうるさいのは当然である。冷却ファンも取り寄せて交換し、内部清掃を行った。

PCを組み直した後、電源を入れてwindowsを起動した。けたたましいファン音はしなくなったが、動作が大変遅い。

まずメモリ容量を調べると、256MBだった。windows xp で 256MBのメモリ搭載では、今時もはや実用にならないレベル。
512MBのメモリ2枚在庫として持っていたので、それをもって搭載メモリを1GBにしようとしたけれども、この機種はメモリスロットが1つしか無い! やむを得ず512GBに増設した。

メモリ増設したにもかかわらず、動作がかなり遅く、しばしば固まるので、データレスキューと読取不良セクタの確認を同時に行った。当初100セクタ以上の読み取りに失敗。リトライを繰り返し行ったにもかかわらず最終的に24セクタの読取ができなかった。
そこで、お客様に了承を頂いたうえで、HDDの交換を実施。レスキューしたデータを新しいHDDに移し、スキャンディスクを行い、領域の調整を行った。DELLの診断・リストア領域を含めて60GBの領域が160GBに増えた。私どもは、領域を増やす際、診断領域やリストア領域をこれまで通り使えるよう作業を行っている。

HDD交換した結果、以前より動作がかなり軽くなった。更に msert.exe を用いてマルウエアの検査を行ったところ、トロイの木馬1件、ワーム1件見つかった。このパソコンには、ウイルススキャンソフトが常駐しているにもかかわらず、である。ちなみに、そのウイルススキャンソフトは、Kingsoft社製だった。
お客様にお渡しする際、現在のウイルススキャンソフトをアンインストールして、他のウイルススキャンソフト(Microsoft Security Essential, AVAST!, AVG 等)を導入するよう勧めた。また、このパソコンには、メッセンジャーソフトが常駐していたが、こういったソフトの常駐はパソコンを重くするだけでなく、使用することによってマルウエアの感染することがあるので、削除することをお勧めした。

FMV BIBLO NB53E 写真データを救出する

岐阜県不破郡垂井町からのデータ救出依頼。
起動後カーソルのみ表示してwindowsが起動しないという症状。機種は 富士通のノートパソコン FMV BIBLO NB53E。OSはwindows xp home。依頼内容は、写真データをDVD-Rメディアに取り出してほしい。2万円(最大3万円)の範囲で可能であれば修理もお願いしたいとのこと。

ハードディスク(HDD)をパソコンから取り外して別の装置に取り付けたところ、ファイルシステムを認識しなかった。おそらくハードディスクの劣化損傷に伴MFTデータの破損が起こっているのであろう。Cドライブ自体を認識しない場合、スキャンディスクで修復することはできない。こういう場合、一般的には、専用のソフトウェアを用いてデータ救出を行うことになるが、時間を要する作業の割には救出成功の可能性は必ずしも高くない。
とりあえず、ハードディスクの読取不良セクタ以外のデータを別のHDDに移動した上で、再度ファイルシステムの認識を試みたところ、運よく認識できた(安堵)。これで簡単かつ確実にデータ救出をすることができる。スキャンディスクを行ったうえで、2枚のDVD-Rにデータを書き込んだ。データ救出終了。

さて、パソコン本体の動作確認を行ったところ、HDDの故障の他に、高額の修理費用を要する不具合が見つかったため、修理しないことをお勧めした。