ビジネス複合機のスキャナ・プリンタの設定を行う

(公開:2011/2/9)

愛知県一宮市の会社経営者からの出張サポート依頼。
ビジネス複合機をお持ちのお客様で、スキャンしたデータを電子ファイルとしてPCに取り込めるようにし、プリンタとして使用できないかという相談。
実はこのビジネス複合機は、お客様の知り合いの事務機器商の方がコピー機用として設置していったものだという。機種は、コニカミノルタのbizhub C252。

変更前の環境は、図の通り。パソコンは事務所と社長室にあって、15mほど離れている。NTT西日本のフレッツ光プレミアムの回線が事務所に引かれていて、ルータ機能を持つCTUに接続されている。事務所のプリンタは事務所のPCにUSB接続されている。社長室のPC(OSはwindows xp)は、インターネットと無線LANでつないでいる。社長室の複合機はネットワークに接続されていない。

まず、社長室のパソコンにスキャンデータを取り込めるように、複合機をネットワーク接続する。複合機は、リピータ機能を持つ無線LANルータ(新規)の端子にケーブル接続する。無線LANルータを設定。そして複合機と社長室のPCのIPアドレスを固定に変更。それに伴いCTUの設定を一部変更。更に、PC側に複合機から転送されるスキャンデータを受け入れるフォルダを作成して、それを共有フォルダに設定する。複合機側には、スキャンデータをそのフォルダに転送するようプログラム設定を行う。その時、転送先PCの指定はNetBIOS名を使わず、直接IPアドレスを指定した。
以上の操作により、複合機に放り込んだ複数ページの原稿から、PDF化された電子ファイルが作られ、社長室のPCの共有フォルダに転送できるようになった。

更に複合機とPCに対してプリンタ関連の設定を行うことで、社長室のPCから複合機にプリントアウトすることが可能になった。

さて、今回取り扱った複合機は5年以上前のモデルで、現在製造中止になっている。今回windows xp パソコンとのネットワーク接続には成功したけれども、windows 2008、vista、windows7 にはどこまで対応できているか分からない。最新ファームウェアで対応されているかも不明である。取扱説明書には、どのようなネットワーク構成を対象にしたものか、明確になっておらず、トラブルシューティングも充実しているとはいえない。今回はメーカーサポートへの問い合わせすることなしに設定できたが、お客様の環境やニーズによっては、メーカーサポートへの問い合わせが不可欠であると感じた。

富士通 C8/150WL ファンの音がうるさいのを解決する

(公開:2011/2/9)

昨年の年末にサポートをさせていただいた、岐阜県大垣市の方からの出張サポート依頼。
富士通 C8/150WL のファンの音が、起動後しばらくすると、うるさくなるので、困っておられるとのこと。
パソコンを起動させ、症状が再現することを確認。騒音源は、電源ユニットのファンであることが容易に分かった。
なお、このファンは、筐体の排熱の役割を兼ねている。

ファンの音がうるさい症状を除去する手段として、ファンを交換することにする。発売後9年経過している機種であるため。
電源ユニットは、省スペースデスクトップPCにありがちな、独特な寸法のものである。丁寧に分解して内部のホコリを除去し、ファンを取り外す。ファンの機種は、AD0812MS-A70GLであった。データシートを見ると、消費電流が0.15A、エアフロー(CFM)が31.4。
交換用のファンを近くのエイデンにて購入。オウルテックSF8-S5。静音タイプではなく標準タイプ。静音タイプは、ファンの回転速度を落とすなりして風量(冷却性能)を犠牲にしている場合が多い。電源は高温になりやすい為、ファンに静音タイプを使うと十分冷却できない可能性があるため電源ファンには使わない。SF8-S5は、消費電流が0.14A、エアフロー(CFM)が32.8。まずまずの選択か。
さて、もともと付いていたファンの電源供給用コネクタは2ピン、一方購入したファンのは3ピンで、ピン数が合わないためそのままでは基板に差し込めない。そこで、購入したファンのケーブルを写真のように加工する。コネクタはもともと付いていたファンのものを流用する。ケーブル長が長すぎるので、もともと付いていたファンのケーブル長になるよう切断する。最後にケーブルに熱耐性をもたせるために被覆を施す。

こうして出来たファンを電源ユニットに装着し、電源ユニットを元通りに組立てて筐体に固定して、ケーブルを接続する。

しかる後に、パソコンの電源を入れてファンの音を確認する。以前のようなファンの異音はしなくなった。

もう一つ、購入時よりパソコンから音が出なかったが、出せるようにしてほしいという依頼を頂いていた。
これについては、PCのヘッドホン端子に外付けスピーカーを付け正常に音を鳴らすことができることを確認。その後、両端がステレオミニプラグのケーブルを購入してPCのヘッドホン端子と現状のスピーカー付モニターに接続。その結果、問題なく音が出るようになった。