e-machines J4320 電源ON後すぐ切れてしまうのを応急修理する

岐阜県関ケ原町から持込修理の依頼がありました。 e-machines のデスクトップ機 J4320 において、 電源スイッチをONして起動させると電源がすぐ切れてしまうとのこと。この症状は以前から出ていたそうで、以前はwindowsが起動するまで持ちこたえていたが、近ごろはwindowsの起動中に電源が落ちることが多くなったという。さっそく確認してみる。 このような症状の場合に思いつくのは、CPUファンの異常等によるCPUの熱暴走を連想するのだが、CPUファンはちゃんと回っている。熱暴走の可能性も捨てきれないが、一つずつ接続部品を外して確認してみる。症状は相変わらず再現する。残るはCPUとメモリのみとなる。メモリを外して確認すると、けたたましいブザー音。BIOSは動作しているようだ。次に電源を疑い、正常に働く電源と交換したが症状は相変わらずだった。 次にマザーボードを筐体から外し、検査用のスイッチ・LED治具をマザーボードに取り付けて確認する。すると症状が消えた。先ほど取り付けたPOWER LED治具のランプはずっと点灯している。一つずつ接続部品を取り付けて確認してみる。全て動作OK。最後にHDDとモニターを接続すると、windows xpが正常に動作する。

  

「これはPOWERスイッチが原因かもしれない」 筐体から全面パネルを取り外し、電源スイッチ本体を裸にした状態で、スイッチを押して通電してみる。windows xp が正常に動作する。何度も試したが問題なく動作する。電源スイッチ本体には問題はない。 結局、全面パネル上のパワーSWボタンが押されたことを電源スイッチ本体に伝える機構部品の位置が適切でなかったため、電源スイッチ本体が半押しだったのが原因と考えられた。

  

この機構部品の位置を調整してから、全面カバーを元に戻し、動作確認する。お客様にはこれで様子を見ていただくことをお願いした。 工賃は4500円。ついでにメモリを512MBから1GBに増設し(工賃はサービス)、しめて6000円強になった。

  

写真1はe-machines J4320の全面パネルから、電源スイッチパネル(写真2)を外したところ。Aの部分に、写真2のパネルがはめこまれる。Bの部分にはPOWER LEDが取り付けられている。Cの部分に電源スイッチ本体が顔を出す。

  

写真1

  

写真2は、電源スイッチパネル表面。赤い丸で囲んだ部分がパワーSWボタン。POWER LEDを兼ねている。

  

写真2

  

写真3は、電源スイッチパネル裏面。Dの部分はパワーSWボタンが押されたら自動的に戻るようにするためのバネ機構。EはPOWER LEDの先端を通す穴。FはパワーSWボタンが押されたことを電源スイッチ本体に伝えるための突起。

  

写真3

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